大正11年に漁師の息子9人兄弟の末っことして、和歌山県田辺で生まれ、次男(私の親父)で、年の離れた兄に招かれ、遠く離れた温暖の地 宮崎で、青春を過ごした学生時代は、日本を象徴 する昭和と言う時代の、軍国社会の中で過ごした数々の思い出が綴られた、 一冊の写真集を亡くなったからと言って、このまま葬るのは偲びなく、残してあげたい一心で、整理したものである。私の生まれる前から同居していた叔父を、兄ちゃんの様に慕い、子供の頃はこうちゃんと呼び 良く可愛がってくれ、時にはよく勉強を見てもらいながら叱られ、こずかれた記憶もあり忘れられない叔父であった。この写真はその叔父が残した一部の写真集である。 |